教科書にない経営で、私が一番大事だと思ったこと

日本合理化協会 全国経営者セミナーで、
トラスコ中山株式会社 中山社長の講義を拝聴しました。

多くの示唆がありましたが、
私の中で一番深く刺さったのは、次の考え方です。

経営者に一番必要な能力は、独創力である。

しかもその独創力は、
誰も思いつかない奇抜な発想ではありません。

人の10倍考え抜いた先に、自然と立ち現れるもの。

だから独創力は「つくる」ものではなく、
考え続けた結果として“生まれてくる”ものなのだと思いました。


講義の中で、こんな言葉がありました。

好かれる会社、愛される会社になることは大切だ。
しかし「買わざるを得ない会社」になるには、戦略が必要だ。

これは、非常に重い言葉です。

好かれよう、嫌われないように、
波風を立てず、無難な判断を重ねることは簡単です。

けれどそれでは、
**「買わなくても困らない会社」**にしかなりません。

買わざるを得ない会社になるためには、
時に嫌われる覚悟、反対される覚悟が必要です。

それは、
多くの人に理解されない判断を、自分の責任で選ぶこと
でもあります。


印象的だったのは、
「常識」や「正解」に対する姿勢です。

常識通りにやっていては、
常識の範囲を超えることはできない。

成長の転機は、いつも
「非常識」と言われた判断の中にあった
という話は、強く胸に残りました。

大量在庫
自前主義
正社員主義
一見、不合理に見える判断の積み重ねが、
結果として合理的な経営環境をつくっている。

不合理な判断の連続が、後から合理になる。

これは、経営者でなければ語れない言葉だと思います。


そして最後に、
私自身のメモに残した言葉があります。

知識は有限、知恵は無限
記憶することより、考える力・気づく力を高める

知識は、誰でも手に入ります。
AIが進化すれば、なおさらです。

けれど
何に違和感を覚え、何に気づけるか
ここにこそ、人の差が出る。

気づかなければ、何も始まらない。
「気づきませんでした」は、
これからの時代、言い訳にならない。


経営も、人生も、
答えは教科書には載っていません。

考え続け、
自分で決め、
結果の責任を引き受ける。

その積み重ねの先にしか、
独創力も、強い会社も、生まれない。

そう、あらためて感じた講義でした。

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